アレクサンドル・カントロフ ショパンピアノ協奏曲第2番の動画

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先日アレクサンドル・カントロフさんのピアノリサイタルに行ってから、音楽家としてその先を表現する説得力にやられ、カントロフさんの動画をちょこちょこ見ております。

カントロフさんが演奏するショパンのピアノ協奏曲第2番の動画を観ました。いやーこれは素敵すぎる。全力で好き!

アレクサンドル・カントロフ×ネーデルランド室内管弦楽団

オランダ・アムステルダムのNetherlands Chamber Orchestra(ネーデルランド室内管弦楽団)と共演したコンサートの動画がYouTubeにあります。2020年の10月の動画。

コンサートが行われたのはアムステルダムの「コンセルトヘボウ(Concertgebouw)」で、1888年から続く歴史あるホールです。

豪華絢爛な大ホールは座席数2037席。マーラー、R.シュトラウス、ストラヴィンスキーが自身の楽曲の指揮をした他、ラフマニノフもこちらのホールで自身のコンチェルトを演奏したそうです。格式高いホール!

ロマンティックな旋律が美しいショパンのピアノ協奏曲は、チェンバーオーケストラにもよくマッチするなと思いました。

もう一つ昨年からずっと見たいと思ってるある方とチェンバーオーケストラのショパンピアノ協奏曲第2番。Twitterで数秒だけ見たんだけど、それも公開にならないかなー涙。

カントロフさんとNetherlands Chamber Orchestraは今年2022年11月にも共演があるようで、チェンバーオーケストラの公式サイトに載ってました。サン=サーンスのピアノ協奏曲第2番。

Netherlands Chamber Orchestra(ネーデルランド室内管弦楽団)のゲストピアニストとしての共演が3度目と書いてあったけど、1回目はなんだったんだろう。

サン=サーンスのピアノ協奏曲は、カントロフさんの2枚のCD&サブスクで全曲(5番まで)コンプリートされてます。2番と3番生で聴いてみたいなー♪異国的な5番も気になります。

カントロフ ショパンピアノ協奏曲第2番

全力で好きだったカントロフさんのショパンピアノ協奏曲第2番。

コーティングされてるみたいなまろやかな音。湿度のあるスタッカート気味の音や、厚みのある左手もお目見えして、表現力の幅を感じます。

第2楽章の美しさよ…。21:30からのパート、極限まで美しすぎて倒れそう。最高。

カントロフさんの演奏はすごくmaduroな感じがするのよね。成熟した大人が、甘酸っぱい記憶の若い頃を思い出しながら奏でているような。

遠い記憶の中のあらゆる感情が、カントロフさんの多彩な表現力で蘇るようです。

第3楽章29:30の歌うセンスから29:42への息の長い引き継ぎ。気絶させる気か!

ラストのホルンのファンファーレ2回目に弱音器具(ミュート器具?)つけてて、世界がパッと変わった。遠い記憶を回想していた世界に急にグッと引き込まれ、若い頃の思い出の中に入り込んだみたいな。

madurezの中にカントロフさんが天真爛漫な息吹を吹き込んだラスト。そんな世界に感じました。最高かよ。

音楽で表現する

表現力でその先を見せてくれるカントロフさん。音楽を表現するのではなく、音楽で表現する。魅せる。

リサイタルの時も思ったけど、間の取り方、メロディーの歌い方が神です。

そして、もうとにかく第2楽章にはうっとり。心が浄化されて浮遊しそう。

ショパンのピアノ協奏曲第2番はとても美しい曲で大好きなので、こんな演奏聴いたらさらにハマりそうです。madurezの中にある記憶が呼び戻されるような感覚がたまらない。

おすすめ記事 ▷ アレクサンドル・カントロフのピアノリサイタル 東京オペラシティ 2022/6/30

moni

引きこもり中のゆるい推し生活を綴ります。スペインのセビージャでフラメンコ留学してました。趣味でピアノを習っていたのは4歳〜16歳くらいまで。素人です。話す言...

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