アレクサンドル・カントロフ リストピアノ協奏曲第2番ストリーミング配信コンサート

ストリーミング配信や期間限定配信が多くて、追いつかなくなってきました。
昨夜というか今日の夜中3時に配信されたのは、アレクサンドル・カントロフ(Alexandre Kantorow)&ベルギー国立管弦楽団のコンサート。カントロフさんはリストのピアノ協奏曲第2番を演奏しました。
深夜はスピーカー使えないから、昼にスピーカー通して聴いたら最高でした。配信でも湧き上がるワクワクと説得力、うっとりな音色。
とても素敵なホールだったので、現地で聴くなんて夢のようなことをしてみたかったです。
アレクサンドル・カントロフ×ベルギー国立管弦楽団
カントロフさんとベルギー国立管弦楽団の共演コンサートでした。場所はアムステルダムのコンセルトヘボウ(Concertgebouw)コンサートホール。
観ていて気づいたけど、カントロフさんがネーデルランド室内管弦楽団との共演でショパンのコンチェルト第2番を演奏したホールと同じホールでした。とても素敵なホール。
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舞台から上に続く階段があって、その奥が舞台幕になってます。指揮者さんやカントロフさんはその階段の奥から登場されました。宝塚歌劇団のよう。
カントロフさんはこちらのホールに馴染みがあるのですね。今年11月に再びネーデルラント室内管弦楽団と共演、来年3月はリサイタルが予定されているようです。アムステルダムの人うらやましい。
プログラム
有名で華やかな楽曲が並んだプログラムでした。
幻想序曲「ロメオとジュリエット」
リスト
ピアノ協奏曲 第2番
メンデルスゾーン
交響曲第4番イ長調「イタリア」
チャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」は個人的にとても懐かしい。エレクトーンのアンサンブルで演奏したんだったか、妹のグループが演奏したんだったかが定かでないけど(←)ドラマティックな曲なので、とてもよく覚えてます。
アントニー・ヘルムス指揮はpassionateな感じで、挨拶もにこにこ。息を切らしながら、カントロフさん登場前に解説を入れていました。ドイツ語?なんて言ってるのかはまったくわからなかった…。
そんなこんなでカントロフさん登場。無造作ヘアにブラックのシンプルな服が職人ぽくていい。
この地味めな職人さんがGODなんです。ということに、先日のリサイタルで気づきました。
コーティングされた繊細な和菓子のような音が本当に最高で好きすぎる。第6楽章の始まり、天真爛漫な裸足の妖精が遊んでるみたいに素敵だった。
説得力。オペラシティの時みたいに、会場を鳴らすような音楽だったのではないでしょうか。お客さんスタオベでした。
アンコールはリストの巡礼の年第2年「イタリア」ペトラルカのソネット第104番。このコンチェルトの後にこんな抒情的なペトラルカのソネット弾かれたら落ちるわ。
交響曲はメンデルスゾーンの「イタリア」です。華やかな第1楽章の後に拍手が入って、アントニー・ヘルムス指揮がにこって客席に挨拶。
演奏後はアントニー・ヘルムス指揮が楽団員さんに一生懸命「Thank you so much.」と伝えているのが映ってました。嬉しそうにカーテンコール、楽団員さんを紹介しながら力強く握手していて、とても微笑ましかったです。素敵なお人柄だなー。
1週間観られます
こちら5ユーロの有料配信のストリーミングだったのでその場限りかと思ったら、昨夜から1週間観られるそうです。今から有料チケット買って観ることもできるみたい。
深夜まで起きておかなくても観られたジャーンって話なんですが、配信でも実際に演奏しているのと同じ時間を共有する楽しみもあるからね。と自分を納得させてみる。
YouTubeにカントロフさんと別のオーケストラのリスト第2番が上がってるんだけどまだ観られてないから、聴き比べしてみたながら1週間リピートしてみたいと思います。期間限定って言われると無駄に燃える乙女心。
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