ブルース・リウ フランスシャンゼリゼ劇場のリサイタル動画

だいぶ時を戻して、7月中頃から何度か視聴しているお気に入り動画です。ブルース・リウくんが1月にフランスのシャンゼリゼ劇場でピンチヒッターしたリサイタル。
ずっと書きたいと思ってたけど、時間がかかりそうだったから大切に棚にしまってありました。
フランスの超一流劇場シャンゼリゼ劇場デビュー!ご本人ほどよく緊張し気合十分だったように見えました。そして楽しんでいたようにも見えた♪
急遽決まった代役のコンサートだったと思うけど、ショパンコンクール優勝直後のタイミングだったからこそ、フレッシュで濃密なショパンになったのではないかなと思ったりした。すばらしき演奏!
リサイタルの視聴方法
arte.tvで8月17日まで動画視聴できます。フランス国内のみから視聴可能なので、VPN接続が必要。

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ブルース・リウ リサイタル@シャンゼリゼ劇場
ブルース・リウくんのシャンゼリゼ劇場デビュー。自分が生まれ育ったフランスの劇場で演奏することができて嬉しかったとブルースくん書いてたと思います。
シャンゼリゼ通りに実はない劇場らしいシャンゼリゼ劇場は、アール・ヌーヴォー様式建築の美と個性光る劇場。
オペラ劇場タイプの1905席。こういう座席配置の劇場好き。
ブルース・リウくんがシャンゼリゼ劇場に降り立ったのは2022年1月14日。そのリサイタルが半年の時を超えて配信されました。
ブルースくんて首元が開いた舞台衣装が苦手なのかな?シャツでもスーツでも首元まできっちり閉まってるタイプを着用していることが多い気がします。
この時も首元まで閉まったブラックスーツで、髪が短いので若々しく見えました。高校生かと思ったワ!そして多忙につき少しシャープになってますね。
演奏曲
オールショパンプログラム。
Rondo à la Mazur in F major, Op.5
Ballade No.2 in F major, Op.38
Andante Spianato and Grande Polonaise Brillante in E flat major, Op.22
Sonata in B flat minor, Op.35
Variations in B flat major, Op.2
どことなくかしこまった雰囲気で始まった演奏。緊張入り混じるノクターンに心が安らぎます。
そのまま緊張感が持続したマズルカ風ロンドの、緊張と跳躍のコントラストに魅了されました。客席の静寂にもしびれる。そしてバラード。この流れコンクールの予選を思い出すなぁ。
アンダンテ・スピアナートと大ポロネーズが素敵で!ドラマティックな展開、丁寧な音色、キラキラの粒がまばゆいYOぉぉぉ。そして左手が好き。
おとなしかったお客さんも大ポロネーズの後の拍手は早かった。魅了されるよねぇ。
ブルース・リウくんのソナタ2番は好きでよくCD聴いてます。特に第4楽章のもやの中の独特なスピード感が好き。
「お手をどうぞ」の変奏曲は俄然スイッチが入ったみたいになって、コンクールの3次予選を思い出した。やっぱり最後にブルース仕様の車輪に巻き込んで、嬉しすぎる巻き込み事故に持って行ってました。あっぱれ。
お客さんも溜まらず拍手という感じで、あっという間にブルースワールドに引き込まれたみたいです。
アンコール
アンコールは4曲。ブルースくんはアンコールたくさん演奏してくれるね♪
La Poule
Les Tendres Plaintes
F.Chopin:
Etude Op.10 No.5
Nocturne No.20
ブルースくんのエチュード「黒鍵」好き。これもCDにならないかなと密かに思ってる。バネ、店舗の揺らし方、転がる玉のような煌びやかさ。ドルビーアトモスで聴きたいぃぃ。
ラモーの「やさしい訴え」とショパンのノクターン20番はブルースくんのシングルで配信されています。ノクターン20番とても好きな曲で、心が沈んでる時に(だいたい沈んでるけど)寄り添ってくれるような演奏です。音質も良き。
▶︎ Apple Music -Bruce Liu Nocturne No.20 in C sharp minor, KK IVa/16
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シャンゼリゼ劇場デビュー
生まれ故郷の一流劇場で地元の人に囲まれて、ブルースくんにとって特別な思いのリサイタルだったのではないでしょうか。
ところでこの劇場の内装の影響なのか、動画の画角や画質の影響なのかわからないけど、なんとなくひと昔前の映像を観ているような感覚でした。なんでだろう。
そして衣装と髪型の印象も相まって、ブルースくんがフレッシュでした。なんとなく「初心」という文字が浮かんだ。
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