ブルース・リウ ショパンピアノ協奏曲第2番「ショパンと彼のヨーロッパ音楽祭」

8月31日に「ショパンと彼のヨーロッパ音楽祭」でブルース・リウくんが、ワシリー・ペトレンコ指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団と共演したコンサートが配信されました。
昨年のショパンコンクールファイナルではショパンのピアノ協奏曲第1番の演奏でしたが、今回は第2番!2番の方が好きだから嬉しいぃぃぃ。
観ていて、途中からニコニコが止まらなくなってしまいました。ブルースくんらしい華やかで個性的な2番だったように思います。
アンコールは遊び心があって、退場はキュートで、本当にブルースくんは人の心を掴むのが上手なずるい人ですね!
ショパンと彼のヨーロッパ音楽祭のトリ
「ショパンと彼のヨーロッパ音楽祭」は8月13日にスタートし、31日のブルース・リウくんとロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートが最終日の演奏だったようです。
ワルシャワフィルハーモニーホールのこの配置を見ると、昨年ショパンコンクールに夢中になった時間が蘇ります。
毎日夜中まで起きてて体力きつかったけど、コンクールだけに没頭した思い出深い日々だったなぁ…しんみり。
ショパンコンクールの時とオーケストラ、指揮者は変わって、イギリスのロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ワシリー・ペトレンコ指揮とブルース・リウくんの共演です。
ところで、ブルースくんは最近は黒のサテンのようなシャツ一枚で演奏することが多いみたいですが、このシャツ見ると何故か「石原軍団」を思い出してしまう。ブルースくん「石原軍団」にいそうだし。
ショパン ピアノ協奏曲第2番
ブルース・リウくんは昨年2021年のショパンコンクールファイナルでは、ショパンのピアノコンチェルト第1番を演奏しましたが、今回は第2番の演奏でした。これは楽しみ!
コンクールとはもちろん心持ちが違うだろうけど、とても楽しそうに演奏しているのが印象的。
装飾がクリアで際立っていて美しいぃぃぃ。上品で華やかで、育ちの良さそうなブルースくんを感じる。
世界各地のホールのピアノを演奏するのは「各地に彼女がいるみたいな感じ。(でも安心して。僕はgood boyだから。)」とインタビューで言ってたブルースくん。
第2楽章では、ワルシャワのホールのスタインウェイの彼女にめっちゃ紳士的で優しく、スイートな夢を見せてあげているよう。
落ち着いてエスコートしていると思いきや、隠せない浮かれ心と先走る気持ち。そんな感じ。(あくまでも私の感覚)
配信動画47:35のあたりのパートが大好きなんですが、極小の美しすぎる音を聴かせてくれました。すてき。
好きな子への告白はド直球な第3楽章。僕と付き合ったらこんな楽しいよって。前向きな自信がある感じで、左手が主張してくれるのいいなぁ。
個性的なリズム表現も多く感じて、ブルースくんの意図が詰まった第2番かなと思いました。やっぱりブルースくんは華があるわぁ。
遊び心のアンコール
アンコールは2曲。
1曲目「お手をどうぞ」の変奏曲をブルースくんが演奏し出したら、ワシリー・ペトレンコ氏が壇上にササッと上がってきて、まさかのオーケストラとアンサンブルのアンコールでした。
コンチェルトを演奏している時、ワシリー・ペトレンコ指揮と相性良さそうだなぁと思ったんだけど、ここも息ぴったりじゃないか。
「お手をどうぞ」の変奏曲の最後のAlla Polcaだけ、オーケストラとのアンサンブルでした。このアンコールスタイルいいね!
2曲目で「エリーゼのために」を演奏し始め、こ、これはもしやあのエリーゼのジャズアレンジバージョンを聴けるのか!?と期待したらその通りでした。わーいブルースくんの演奏聴いてみたかったから嬉しい。
この演奏すごく好き。ジャズアレンジだけど、ちゃんとクラシックでもあるんだよなぁと。
私の拙い語彙力だとうまく表現できないんだけど、ブルースくんがジャズを演奏しているのではなく、ベースにあるクラシックを崩さずにジャズの要素を混ぜているというか。
フラメンコの歌い手がコプラ(民謡)をブレリアに取り入れると、民謡でありながらちゃんとフラメンコになるのと似てるなと思いました。
最後はかっこよく締め!そして「もう寝ます」のポーズして舞台袖に帰ってゆきました。そのキュートな仕草ずるいからやめて笑。
ブルースくんのジャズと言えば、ルービンシュタインコンクール2017の時のカプースチンもお気に入りです。これもかっこいいよね!
▶︎ LIU Xiaoyu N.Kapustin Variations for Piano, Op 41
やっぱり2番が好き
ブルースくんのショパンピアノ協奏曲第2番は、美的で紳士的で前向きで個性的でブルースくんの華が溢れてました。
ショパンのコンチェルトはやっぱり2番が好きだなぁ♡
▶︎ 全国のリサイタルチケットがチケットぴあで発売中
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。