ブルース・リウ ドゥシュニキズドルイピアノフェスティバルのラジオ配信

8月6日の夜中はもう一つラジオ配信がありました。
ブルース・リウくんが出演したドゥシュニキズドルイ・ピアノフェスティバル(Duszniki International Piano Festival)のリサイタルです。
アーカイブ残るかわからなかったので、PCもう1台用意して録音しておきました。結局アーカイブ残らなかったみたいで残念です。
ドゥシュニキズドルイ・ピアノフェスティバル
ドゥシュニキズドルイ・ピアノフェスティバル(Duszniki International Piano Festival)はポーランドのクウォツコバレー(Kłodzko Valley)という村(町?)で開催されるフェスティバル。今年で第77回目というとっても歴史あるフェスティバルです。
ブルースくんが昨夜のインスタライブで「contryside(田舎)で良かった」と言っていたけど、GoogleMAPで写真見たらものすごく素敵なところ!
チェコとのほぼ国境に位置していて、素朴な雰囲気の残る美しい村のようです。行ってみたいぞー!
この素敵な場所で開催されたフェスティバルの2022年の開幕を飾ったのが、ブルース・リウくんのリサイタルでした。フェスティバルは8月5日〜13日まで続きます。
出演者豪華でこの後、クライバーンで3位だったチョニさん、ダンタイソンさん、小林愛実さん、反田恭平さん、クライバーン優勝のユンチャン・リムくん、最終日がヤン・リシエツキ氏などが出演予定になってました。
こんなタイムスリップしたみたいな素敵な場所で毎晩演奏会なんて夢のだわー。
演奏曲
バラエティに富んだプログラムでした。
F.Chopin:
Ballade No.2 Op.38
Ballade No.3 Op.47
M.Ravel:Miroirs
F.Liszt:Réminiscences de Don Juan, S.418
バッハの「フランス組曲」装飾がたくさんで華やか〜♪ブレーキや加速のあるバッハでおもしろかったです。
シャープなラヴェルも。道化師の朝の歌はブルースくんの快活なイメージと重なって、音だけでも動きがよく伝わるよう。煌めくクリアな音が美しい。
リストの「ドン・ジョヴァンニ」の回想、とても素敵だった!おどろおどろしく始まって景色が変わっていくドラマティックな曲の構成で、ドラマティックなブルースくんにぴったりだと思いました。
ラストのクシコスポストみたいな運動会感と鐘の音のような華やかさが印象的で、ブルースくんらしく聴いている人の心をグッと掴んでいきました。ブルースくんの車輪に巻き込まれたら戻って来られないの。
自分の低クオリティ録音なのが悲しいけど、ブルースくんのショパンに加えてリストのドン・ジョヴァンニもたくさん聴こ。
リストのドン・ジョヴァンニは今後リサイタルで弾いていくみたいなこと言ってたと思うので、いつか聴けるかなと思うと今から楽しみすぎます!
アンコール
アンコール4曲もありました!
Rameau:
Les Cyclopes
Les Tendres Plaintes
F.Chopin:
3 Ecossaises Op.72
柔らかく儚く美しいショパンのノクターン、鮮やかなラモー、物悲しいラモー、最後にショパンの3つのエコセーズ。
わーブルースくんの3つのエコセーズ大好き!ダイナミクスやパリッと光るアクセント、バネのある音が最高也。いつかCDに3つのエコセーズ入れてほしい個人的な願ひ。
ラモーの「やさしい訴え」は6月に配信されたブルース・リウくんのシングルに収録されています。
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ショパンと彼のヨーロッパ音楽祭も楽しみ
(私の完全なる想像だけど)田舎の静かな村で美しいピアノの音色を楽しむ夜。なんて素敵なひとときなんだ!
録音環境の関係かもしれないけど、残響が素敵なホールに感じました。スピーカー通して聴いたら、自分もホールにいるような感覚が味わえた。
ショパンコンクールの後はリサイタルもショパン中心だったけど、ブルースくんが奏でる他の作曲家の曲もちょっとずつ聴けるようになって嬉しいです。
8月後半のショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭はYouTubeの配信があるようなので、とっても楽しみ!
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