ブルース・リウ エディンバラ国際フェスティバルのラジオ配信

昨日の夜ちょうどいい時間に、ブルース・リウくんのエディンバラ国際フェスティバルのラジオ配信がありました。
いつもヨーロッパの配信は日本時間の夜中や早朝のことが多いけど、19時スタートだと夜更かしせずリアルタイムで聴けてイイ。現地は11時だから、ブルースくんは朝の演奏で大変だったと思うけど。
1部のラモーの世界がとても素敵で、昨日からリピートしてます。ブルースくんの個性も艶やかに感じました。
ラジオ配信のアーカイブ残って、29日間(9月20日頃まで)聴くことができるので、まだ聴いていない人はぜひ聴いてみてね。
▷ BBC Edinburgh International Festival
エディンバラ国際フェスティバル
エディンバラ国際フェスティバルはスコットランドのエディンバラで開催される音楽、ダンス、演劇、オペラなどの総合芸術のフェスティバル。
8月から9月にかけて3週間開催されるそうで、エディンバラの街全体が盛り上がるそうです。芸術のフェスティバルで3週間盛り上がるなんてすてき。
1947年から開催されている歴史あるフェスティバル。そんなフェスティバルに出演したブルース・リウくんのリサイタルが、ラジオ配信されることになって嬉しいです。
リサイタルが行われたのは、クイーンズホールという場所。元々は教会だったそうで、1979年にコンサートに生まれ変わったそうです。
写真で見たら、薄いブルーにベルベットの椅子という個性的なバイカラーのホールでした。客席は900席。贅沢なリサイタルだー。
ブルース・リウリサイタル@エディンバラ
ブルースくんのリサイタルの演奏曲は、1部がラモーとショパン、2部がラヴェルとリスト。盛りだくさん!
Rameau:
Les Tendres Plaintes
Les Cyclopes
Menuets 1 et 2
Les Sauvages
La Poule
Gavotte et six doubles
Chopin:
Variations on ‘La ci darem la mano’ from Mozart’s Don Giovanni, Op.2
今までラモーの曲をアンコールで弾いていた演奏は何度か配信で見聞きしていましたが、プログラムにこれだけラモーが並んでいる演奏は初めて観た。
これがとても素敵で!
ブルースくんのラモーはドラマティックで、個性的だなと思いました。艶やかな印象。豪華絢爛なバロック音楽、ロココ音楽にラモーの抒情性。
1曲目のLes Tendres Plaintesから次のLes Cyclopes、4曲目Les Sauvagesから次のLa Pouleへの流れがとても自然でいいなぁと思った。楽譜持ってなくてわからないけど、1曲目と2曲目、4曲目と5曲目はそれぞれ同じ調なのかな?
ラモー最後のGavotte et six doubles聴き惚れるっ…!
この曲子供の頃に聴いたことがあるか、先生か同じクラスの子が弾いたんだか、遠い記憶がある曲。自分は弾いたことないのではて。
そんな遠い記憶を思い出そうにも思い出せないもどかしさと、ノスタルジックを感じながら聴きました。この曲いろいろ聴き比べてしてみたい。
1部はこの後にショパンのお手をどうぞ変奏曲だったけど、個人的にはすばらしかったラモーでプログラムは一旦区切りたい。ので、ここで勝手に休憩。
Ravel:Miroirs
Liszt:Reminiscences de Don Juan, S 418
ショパンとリストのドン・ジョヴァンニが連続しないようにという配慮で、1部と2部に分けるプログラムだったのかな?
1部でショパン、2部でリストのドン・ジョヴァンニをそれぞれ聴くというのは興味深い。ショパンは天真爛漫な変奏曲で、リストは全体をまとめた劇調のドラマティックな印象。
劇的で華やかな感じ、ブルースくんにすごく合いそう。この2曲を1回のリサイタルで両方聴くのいいなぁ。しかもバイカラーの個性的なホールで。
ラジオだと配信の音にどうしても立体感が足りない気がするので、生で聴いてみたいなと思いました。
お客さんとても盛り上がってたYO!
Chopin:Nocturne No.20, KK IVa/16
現地でのアンコールが何曲だったのかわかりませんが、ラジオ配信では1曲でした。
ヨーロッパのフェスティバル配信
毎週のように配信でいろいろなフェスティバルの演奏を聴くことができて、ヨーロッパのフェスティバルの運営のしっかりさと、無料で配信してくれる太っ腹さにありがとう。
来週はショパンと彼のヨーロッパのブルース・リウくんの配信がありますね。Chopin Instituteは配信環境が良いので、楽しみです♪
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