最高!ブルース・リウ ピアノリサイタル 東京オペラシティ 2022/12/5

ブルース・リウくんはなんて人を幸せにしてくれるピアニストなんだろう。
昨夜の東京オペラシティでのブルース・リウ ピアノリサイタル、最高で最高でした。
ファツィオリーーーー!!!
ペダルすてきーーーー!!!
最高でやばくて、やばくて最高でした。(小泉構文しか出てこない)
2022年に鑑賞する最後のコンサートだったんだけど、嬉しすぎる幸せな時間が過ごせた♡
No hay el momento más feliz que música de Bruce!!
ブルース・リウ ピアノリサイタル@東京オペラシティ
2日前の土曜日はサントリーホール、昨夜は東京オペラシティ。

ロビーの仮屋崎省吾は1年前と少し変わってました。ぱしゃり。

ピアノはファツィオリ!ショパンコンクールの時にブルースくんが選んだメーカー。
ブルースくんが奏でるファツィオリの音、キラキラしていてが本当にすばらしかった!
音響はやっぱり東京オペラシティの方が好きだなぁ。サントリーホールより少しコンパクトだから、音が散っていかずきれいに聴こえる気もするし。
「アンダンテ・スピアナートと大ポロネーズ」をファツィオリ@オペラシティで聴いてみたかった!
1年前、ブルースくんがショパンコンクール優勝した直後に行われたリサイタルもオペラシティ。その時は左ブロック4列目だったのだけど、昨夜は右ブロック4列目。ほぼ左右対称な位置で不思議な偶然を感じるの巻。
右側だとブルースくんの独特な美しい左手が見えないけど、お顔と足の動きがよく見えました。
プログラム
1部はショパン、2部はラヴェルとリスト、アンコールはなんと5曲。
特に2部からアンコールがすごかった。こんなに聴いている人の気持ちをfullにしてくれるアーティスト、なかなかいない。
ショパン:
マズルカ風ロンド Op.5
バラード第2番 Op.38
「ドン・ジョヴァンニ」お手をどうぞの主題による変奏曲 Op.2
ブルースくんが操るファツィオリの音が素敵すぎる。ブルースくんのドラマティックな演奏には、ファツィオリの華やかでクリアな音がとても似合うと思う。
ペダルが少なめだからか、本当にキラキラした美しい音が際立つね!
足元すごく集中して見ちゃいました。時々コントラで飛び上がる左足も注目。
軽快なマズルカ風ロンドから劇的なバラード。からの、巻き込み事故のような心躍るお手をどうぞの変奏曲。ペダル少なめの音で勝負な名人芸が華麗。
ブルース・リウ × ファツィオリ、相当好き。昨年の配信で心鷲掴みにされた音はこれだったのだ!
そしてリサイタルで生ブルース・リウくんを体験したことを思い出してうるっときた。

ラヴェル:鏡
リスト:ドン・ジョヴァンニの回想 S.418
2部やばかったです。最高です。
ペダルうまーーー!!
ブルースくんのセンスの良さ感じるラヴェル。洗練されたインスピレーションの「海原の小舟」、鮮やかな「道化師の朝の歌」の抜群のリズム感。好きすぎる。
ラジオ配信でブルースくん演奏のリスト「ドン・ジョヴァンニの回想」を聴いたことがありましたが、実際は華やかさが100倍くらいありました。ピアノ1台で、こんな映画みたいなドラマ性を魅せてくれるなんて。
ラストに向かって疾走するブルースくんのアルテの波に乗っけていただきました。さいこー!!
もう最高で最高でしたとしか言いようがない。
ラモー:
優しい嘆き
未開人
ショパン:
ノクターン第20番 遺作
3つのエコセーズ op.72-3
リスト:
ラ・カンパネラ
ブルースくんは昨年のリサイタルの時もたくさん演奏してくれて、アンコールも4曲演奏してくれたんだけど、今回は大サービスのアンコール5曲弾いてくれました。
あれだけのプログラムを演奏したら疲労もあるだろうに、体力あるなということ以上に、聴衆へのブルースくんの人柄が垣間見えるようで感激しました。
艶やかなファツィオリで奏でるノクターンの美しさよ。
いつか生で聴きたいと思っていた3つのエコセーズを弾いてくれたの嬉しかった!バネのある左手、ブレーキやアクセルの妙、最高です。好き。
エコセーズで大変満たされてこれで終わりだと思ったのですが、まさかの最後の最後に「ラ・カンパネラ」を演奏してくれました。反則すぎる。どこまで皆を連れて行ってくれるの。
胸がいっぱいになって心が泣いたよ。後ろを振り返ったらお客さん9割以上スタンディングオベーション。というか目に見える範囲では全員立ってました。
演奏の素晴らしさはもちろん、人から愛されるスター性も持っているブルースくん。ホール全体が幸福の渦に包まれたのが肌で感じ取れた。

最高
今年最後のコンサートで最高の夜。
こんなに幸せな気持ちになれるのは、ブルースくん自身にただならぬ魅力があるからだと思います。
以前に下記のインタビューで「2つのドン・ジョヴァンニをプログラムに入れたことを後悔したくらい、2つ演奏するのはとても疲れる」と言っていました。
関連記事 ▷ ブルース・リウ インタビュー「ショパンと彼のヨーロッパ音楽祭」
そんな疲労の中、アンコールを5曲も弾いてくれてありがとう。「ラ・カンパネラ」まで…涙。
2022年の締めくくりがブルース・リウくんのピアノリサイタルで嬉しい!
来年2月のブルース・リウ リサイタルはラモー、ショパン、リスト予定。楽しみすぎ。
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