ピアニスト

ドラマティック演奏に躍るブルース・リウ(Bruce Liu)のピアノ

第18回ショパンコンクールで見て、表現が好きだったピアニストその3。

パリ生まれカナダ国籍のBruce (Xiaoyu) Liu(ブルース・シャオユー・リウ)さんです。年齢は24歳。

1次予選は深夜帯につき見ておらず、2次予選で初めて拝見して一気に心を持って行かれました。ドラマティックで心が躍る演奏が素敵すぎる!

Bruce Liu(ブルース・リウ)さんは3次予選に進んでいるので、楽しみに見たいと思います。

Bruce Liuが2次予選で弾いた曲

Bruce (Xiaoyu) Liu(ブルース・シャオユー・リウ)さんが2次予選に出場したのは、10月12日の4日目最終日の最後のイブニングセッションの最後です。Marcin Wieczorekさんが健康上の理由で棄権となったため、2次予選最後の出演者でした。

弾いた曲順は以下。使用ピアノは「ファツィオリ(Fazioli F278)」です。

マズルカ風ロンド / Rondo à la mazur in F major, Op.5
バラード第2番 / Ballade in F major, Op.38
ワルツ第5番 / Waltz in A flat major, Op.42
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ / Andante spianato and Polonaise in E flat major, Op.22

Bruce Liu(ブルース・リウ)さんの1次予選見ていなかったのですが、1曲目の「マズルカ風ロンド」弾き始めてびっくり。これはすごいぞと思い、手を止めて画面に集中。

私が感じたBruce (Xiaoyu) Liuの魅力

2次予選で弾いた曲の中で私が感じたBruce Liu(ブルース・リウ)さんの魅力を書いてみます。

マズルカ風ロンド
音の粒がはっきりしていて、連打やトリルのなんと美しいこと。軽快で気持ちが良すぎる音の捌き。絶妙な音の強弱のコントロールで惹きつけます。

バラード第2番
Fazioliの音はスケールの大きな華やかさがあると感じました。そんなFazioliのピアノをBruce Liu(ブルース・リウ)さんはドラマティックに弾いていて、低音の重厚感もすごい。情熱的な演奏で心を掴まれました。

ワルツ第5番
ワルツ5番とても好きだった!めちゃくちゃ心奪われた〜!

Bruce Liu(ブルース・リウ)さんのワルツ5番は多彩な表現に溢れていて、聴いていて楽しい。跳ねたり、ブレーキ踏んだり。とても魅力的な弾き方!で心が躍りました。指のテクニックも安定していてクリアな音。

Bruce Liu(ブルース・リウ)さんの足が時折上がって彼も踊っていました♪弾きながら足を上げるって難しいけど、手足が思いのままに動くのすごいなと。運動神経も抜群なのではないかと思います。

下の動画19:28あたりの絶妙な音遊びと、ラストに意表をつくような間があってわざと拍ずらしたみたいな終わり方が秀逸でした。ここめっちゃ好き。緩急に遊び心があるワルツ。これはリピート必至です。

アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
2次予選でたくさんの出場者が弾いていた美しいこの曲。柔らかい音を出す方、透き通った高音が素敵な方、馬が走るような軽快さが見えた方など、魅力的な演奏が多かったです。

私はBruce Liu(ブルース・リウ)さんのアンダンテ・スピアナートが一番好きだった。こんなドラマティックにアンダンテ・スピアナートを弾く方がいるなんて!

Fazioliのピアノで出す華やかな音は、鳥が歌っているかのよう。リズムのおもしろみやダイナミックさがあって、低音の迫力もありました。抑揚のセンスがとにかく抜群。

ラストの流れるような高音はとってもクリアな音で、あんなに遊び心あふれる演奏でミスタッチもなし?彼のグルーヴ感に、とにかく釘付けになりました。

脚を上げながらラストの一音を鳴らす姿はめちゃくちゃかっこよかったです。すっかり彼の虜になりました。すごい人に出会ってしまった!

後で2次予選のメモを見返したら、やたらと「やばい」って書いてます。うん、やばかったのでしょうね。

目の前のピアノに没頭する職人気質な感じに見え、そんな彼の姿にも吸引されました。心躍る時間をありがとうBruce Liuさん。

2次予選YouTubeアーカイブ▼
BRUCE (XIAOYU) LIU – second round (18th Chopin Competition, Warsaw) -Chopin Institute

1次予選のBruce (Xiaoyu) Liu

2次予選の演奏が好きだったので、Bruce Liu(ブルース・リウ)さんの1次予選を後からですが見ました。

ノクターン第7番 / Nocturne in C sharp minor, Op.27 No.1
エチュード10-4 / Etude in C sharp minor, Op.10 No.4
エチュード25-4 / Etude in A minor, Op.25 No.4
スケルツォ第4番 / Scherzo in E major, Op.54

優しい音で奏でる「ノクターン第7番」からスタート。やっぱりドラマティックに弾いてました。見ている人をすぐに惹きつける魅力を持った方ですね。

「エチュード10-4」はミスタッチや速度の揺れがわかりやすく、1次予選では崩壊した方を何人かお見かけし、素人から見てもこの曲難しいと思ってます。Bruce Liu(ブルース・リウ)さんはミスなくクリアなエチュード10-4を弾いていたのが印象的でした。ペダル使いもすごく上手な気がします。スピード感がなかなか独特なエチュード10-4。

軽快な「エチュード25-4」はBruce Liu(ブルース・リウ)さんの得意なタッチの曲ではないでしょうか。跳ねる音が華やかで魅力的。もうここでスケルツォへの準備万端!というモードに入った気がしました。

「スケルツォ第4番」は、彼の持ち味のダイナミックさ感じる演奏。指のテクニックもある方だと思うので、流れるような高音の速弾きは気持ちがいいほど素晴らしい。まるで天の川みたい。中間部の弱音が美しく、歌い方が心地良いです。低音は厚みがあって、ラストは華やかに締める。すごいね。すごく魅せるスケルツォ!

完成度が高く技術力があって、ドラマティックに弾く魅力が最高。個人的には彼の抑揚やリズムの取り方がすごく好みです。

1次予選でもお客さんを魅了されていたのだと思いました。1次予選もお客さんの拍手長いね!

1次予選YouTubeアーカイブ▼
BRUCE (XIAOYU) LIU – first round (18th Chopin Competition, Warsaw) -Chopin Institute

3次予選も楽しみなBruce (Xiaoyu) Liu

とにかく彼の3次予選の演奏が待ち遠しくてなりません。調子も良さそうなので、このままの勢いで会場と視聴者を沸かせてほしいです。

Bruce Liu(ブルース・リウ)さんのマズルカやソナタが楽しみです♪


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moni

引きこもり中のゆるい推し生活を綴ります。素人です。もう一つのブログにスペインのこと綴り中。スペインのセビージャでフラメンコ留学してました。趣味でピアノを習っていたのは4歳〜16歳くらいまで。話す言語は日本語とスペイン語。英語話せるようになりたくて勉強中。
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