クライバーンピアノコンクール2022:1次予選2日目

コンクール

昨夜はガルシアガルシアくんのリサイタルで満たされすぎて、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールの夜中の配信は観ませんでした。

3番目のはリアタイで観て、1つめと2つめのセッションはアーカイブ視聴。

2日目は3番目のセッションの最後にユトン・ソンさん!楽しみにしておりました。

1次予選2日目に印象に残った演奏などを書きます。素人の個人的な感想です。

配信プラットフォームは公式サイト、medici.tv、YouTubeの3つ。公式サイトのトップページから各プラットフォームに飛ぶことができます。AUDIENCE AWARD VOTEから毎日1人に投票もできるよ!

印象に残った演奏

Clayton Stephenson, United States
クレイトン・スティーブンソン(アメリカ)23歳

HAYDN Sonata in D Major, Hob. XVI:37
HOUGH Fanfare Toccata
STRAVINSKY–AGOSTI Suite from The Firebird
STRAUSS–GODOWSKY Symphonic Metamorphosis on Die Fledermaus

全体的に陽な感じのする演奏で、リズム感が良さそうに感じました。体格を活かした迫力の連打と、なかなかはっきりした輪郭の主張が印象的。

ゴドフスキーのシュトラウス「こうもり」はやりすぎな気もしたけど、歌い方は心地よく、そこに大迫力が合わさって彼の持ち味全開でフィニッシュ。ゴーゴゴーな感じの選曲は彼のスタイルに合ってるのかも。

ガーシュイン弾きそうと思って演奏予定曲見たら、ファイナルはガーシュインだった。

Sergey Tanin, Russia
セルゲイ・タニン(ロシア)26歳

CPE BACH Sonata in F-sharp Minor, H.37
HOUGH Fanfare Toccata
LISZT “Sposalizio” from Années de pèlerinage
LISZT “Les jeux d’eaux à la Villa d’Este” from Années de pèlerinage
MESSIAEN “Regard de l’Esprit de joie” from Vingt Regards sur l’enfant-Jésus

エマヌエル・バッハのソナタがものすごく丹精で美しかった。語彙力なくてすまんけど「丹精」という言葉がぴったりな感じ。

丹精な中にもディメンションがあり、ハフのトッカータからリスト、メシアンと徐々に景色を変えていく感じが興味深かったです。ガラリとチェンジするのではなく、徐々に変わっていくグラデーションみたい。

Yuki Yoshimi, Japan
吉見友貴(日本)22歳

HOUGH Fanfare Toccata
LISZT Sonata in B Minor

リストのソナタにとても熱を感じてすばらしかったです。課題曲以外はこの1曲で、1曲入魂!

いろいろな感情が表れているようで、特に弱音の表現が美しかった。ラストの静寂のコントロールは思わず凝視してしまいました。

集中力もすごくて惹きつけられた。

Vitaly Starikov, Russia
ヴィタリー・スタリコフ(ロシア)27歳

HOUGH Fanfare Toccata
DEBUSSY Estampes
WAGNER–LISZT Overture to Tannhäuser

手がものすごく大きい!斜め45度から鍵盤を覆い被せるように弾いていて、オクターヴ余裕。

ハフのトッカータで道筋を開いて、ドビュッシー「版画」で美しい世界観が見え、「タンホイザー」序曲で壮大な音楽を奏でました。「版画」が素敵だった。

こういう手はリストやラフマニノフが合うんだろうなーと思って演奏予定曲見たら、ファイナルの予定曲がリスト1番とラフマニノフ3番だった。

Yutong Sun, China
ユトン・ソン(中国)26歳

HANDEL Chaconne in G Major, HWV435
HOUGH Fanfare Toccata
LIGETI Etude No.13 “L’escalier du diable”
BEETHOVEN Sonata No. 31 in A-flat Major, op.110

ヘンデルのシャコンヌがめちゃくちゃ好きだった!ヘンデルの謙虚な華やかさみたいなものが、ユトンさんのイメージそのものでした。

ベートーヴェンのソナタは力強くて真っ直ぐで、凛とした美しさ。第3楽章のフーガから嘆きへの空気感、またフーガに戻った時の広がり。かっこえぇ。

ヘンデルとベートーヴェンの間に演奏したハフのトッカータとリゲティ「悪魔の階段」はシャープで個性的な演奏で、ヘンデル、ベートーヴェンとの対比も楽しめました。

演奏する姿勢が背筋伸びていて美しく、ピアノに「今日どんな感じ?」と聞いて対話しているよう。長老のような落ち着きが素敵。

ベートーヴェンのソナタ第31番は7月来日のリサイタルで聴けるみたいです♪

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明日は1次予選最終日

ユトンさんかっこよかったー。ヘンデルの組曲生で聴いてみたい。

課題曲のハフ「ファンファーレ・トッカータ」は素敵な曲で、各コンテスタントの解釈が異なって楽しく聴いてます。昨日のオソキンス様のが印象的だったので、何度か聴きに戻ってしまった。

明日でヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールの1次予選(Preliminary Round)は終わりです。

明日は日本時間早朝にケイト・リウが登場。5時さすがにリアタイできないので、アーカイブで見ようと思います。寝ぼけ眼で見ても集中して聴けないしね。

各コンテスタントの演奏はmedici.tvでコンテスタントごとにアーカイブ検索して聴くことができます。
▶︎ cliburn.medici.tv

moni

引きこもり中のゆるい推し生活を綴ります。スペインのセビージャでフラメンコ留学してました。趣味でピアノを習っていたのは4歳〜16歳くらいまで。素人です。話す言...

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