クライバーンピアノコンクール2022:ファイナル1日目

コンクール

ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールのファイナル1日目です。

今日から4日(中1日があるので5日間)で6名がコンチェルトを2曲ずつ演奏します。日本時間9:30からストリーミングで最終日だけ朝5時。

今日は昨日記事を書いた妙技の18歳、ユンチャンさんがトップバッターです。

イム・ユンチャン

Yunchan Lim, South Korea
イム・ユンチャン(韓国)18歳

BEETHOVEN Piano Concerto No.3 in C Minor, op.37

黒スーツに白シャツ、蝶ネクタイでした。正装で素敵です。がんばれー。

ユンチャンさんが演奏する古典派の作品はとても上品に感じます。抑えた美学。

オーケストラとの共演歴がどれくらいあるのかわからないけど、落ち着いてオケと調和していて、カデンツァでは自分の世界に没頭して、クラシカルなコンチェルトを聴かせてくれました。

若干18歳のユンチャンさんですが、トップバッターでも動じない感じ。むしろ余裕ありそう。しっかりと「僕の音楽はこうです!」って言ってる感じがする。

入りが印象的だった抑制の効いた甘美な第2楽章から、キレのある第3楽章への転換は聴いていて楽しかったです。

モーツァルトの時は繊細、ベートーヴェンは凛々しい。ユンチャンさんが演奏する古典、とても素敵です。

演奏後のあいさつの仕方を見たら、オーケストラとの共演はそんなに多くないのかな?という気もして、ステージママに促されて再び舞台に登場した後は恥ずかしそうに小走りで幕へ戻ってゆかれました。かわゆい。

イリヤ・シュムクレル

Ilya Shmukler, Russia
イリヤ・シュムクレル(ロシア)27歳

RACHMANINOV Piano Concerto No.3 in D Minor, op.30

ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番は3人選んでる人がいて人気。

第1楽章はゆったりめに初めて途中で速度を上げる、という設定だった?最初テンポ感がつかめず。(私が←)

イリヤさん大きな音楽でオーケストラを包み込むように調和しようとしてたと思う。が、調整難しそうだった。

ラスト、イリヤさんはもう少しテンポを上げたかったけど、オケが付いて来られなかったように見えました。オケに合わせてちょっと待っていたような?

うまく合わせたイリヤさん。素人の私は「オケー」って思いながら見ておりました。

この前ガルシアガルシアくんのコンチェルト見に行った時も感じたけど、この曲はオケがアップテンポで演奏しにくい曲なのかな?

クレイトン・スティーブンソン

Clayton Stephenson, United States
クレイトン・スティーブンソン(アメリカ)23歳

GERSHWIN Piano Concerto in F Major

クレイトンさんが選択したコンチェルトの1つはガーシュイン。(コンチェルトは1人2曲演奏)コンクールで演奏している人をあまり見ない?ので珍しい。

クレイトンさんの母国アメリカのジャズやブルースのリズム。予選からリズム感がよさそうな方だなと思っていたので、とっても楽しみ。

舞台に出る前にステージママに蝶ネクタイ直してもらってました。

私はジャズに関しても素人ですが、オーケストラよりクレイトンさんのピアノの演奏の方がジャズっぽさを感じました。クレイトンさんがソロで弾くとジャズの音楽が見えて、オケが演奏すると少しもたついて、またクレイトンさんが戻すみたいな。

クレイトンさんの中で感じているリズムは演奏に反映されていて、これがガーシュインのアメリカのリズムなんじゃないかと思わせてくれました。この選曲は大成功!だと思う。

客席大盛り上がりで恐ろしくスタオベ。アメリカの人ということもあるかもしれないけど、遺伝子的に染み付いたリズムを感じて湧きあがった歓声かなとも思いました。そしてこの「フォーォォォ」はすごくアメリカっぽいね。

1日目楽しかった

ファイナル1日目は3人の演奏曲が異なり、作曲家や時代も異なり、楽しく聴くことができました。

オーケストラは初日だからまだ手探りなのか、ちょっと頼りない部分もあったけど。

個人的な感想では、本日のお気に入りはユンチャンさんのベートーヴェン3番!

moni

引きこもり中のゆるい推し生活を綴ります。スペインのセビージャでフラメンコ留学してました。趣味でピアノを習っていたのは4歳〜16歳くらいまで。素人です。話す言...

プロフィール

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA