クラシックコンサートの音マナー問題 携帯電源OFFは必須!

3月はリサイタルやコンサートに行く回数が多くて、さまざまな音楽家さんの世界に触れることができました。
こんなにクラシックのコンサートでホールに短期間で行ったのは初めてで、コンサートマナーについて気になることがあったので書いてみます。
スペインで劇場公演を観ていた時に比べると、日本のクラシックコンサートはマナーが良いと感じています。
が、それと同時に自分が少しHSP気味なのもあって、気になる時はものすごく気になるのです。
特に許せないのは(ごめんね)携帯電話。携帯電話の電源は絶対OFFしてほしいぃぃぃ。
Contents
コンサートホールでのマナー問題
音楽は音が鳴っている瞬間だけでなく静寂も楽しむものだと思うので、クラシック公演中は静かにしてますよね。
それはみんなわかってるけど、意外と自分が出す音には鈍感になりがちです。
袋をカサカサ、紙をサワサワ、飴の袋をパリパリ。
携帯電話の着信音やアラーム音は出した本人も「やばい!」と思うはずだけど、そのほかの音については意外と音を出している本人は気づいていないことも多いです。
全くの無音は無理かもしれないけど、雑音を気にせずに音楽を楽しめる環境があったらいいなと思います。
気になるコンサートの音マナー
生理的な現象ではなく、本人が気をつければ防げる音に関してはマナーを守って快く鑑賞したいですね。
携帯電話の着信音・アラーム
私がもっとも許せない(ごめんね)音のマナーは携帯電話の着信音やアラームです。
静寂部でなくてもこの音はとても目立つ。静寂部でこの音が出たら、殺意が沸いている人も多いと思います。
圏外装置が発動されていれば着信が来ることはないけど、電源が入っている限りアラームは鳴ります。
だからマナーモードではなく、携帯の電源はOFFにする必要があるのです。
スマホの横のボタンを押すと一瞬電源が消えますが、それを電源OFFと勘違いしている人がいるのかもしれない。それは電源OFFではなくてスタンバイなだけです。
スマホの電源をOFFにするには「電源を切る」などのメッセージが出て、スライドさせてはじめて電源を切ることができます。
画面が暗くなったからって電源切れてるわけじゃないから、しっかり確認すべし!
しつこく言うけど、電源切れていなかったらアラーム鳴ります。アラーム設定してないわと思ってもホールで鳴らす人がいるので、アラーム設定は忘れてしまう人がいるのだと思います。
ちなみにマナーモードでもアラームはしっかり「ルルル」って鳴るからね。アラームはマナーモードが効かないです。
そしてマナーモードの「ぶー」って音も静寂の中では目立つから、やはりスマホの電源はOFFです。
ビニール袋や紙袋をカサカサ
これ、かなり気になります。ビニール袋や紙袋をカサカサ鳴らす人。本人はあまり気づいていないみたいです。
コンサートホールの前にコンビニで買い物するのはいいですが、そのコンビニの袋を座席の下に置かないでください…。
足が動くたびに袋がカサっ。目立ってますからその音!
ビニール袋や紙袋をコンサートホールに持ち込むなら、バッグの中に入れて足や手で触れないようにするか、クロークに荷物を預けられるなら預けてほしいです。
パンフレットの紙をサワサワ
演奏が始まるたびにパンフレットを見る方がいらっしゃいますが、紙の音に気をつけてほしいな。
不思議なのはなぜ演奏が始まってから見るのか。曲間に見るならまだわかるけど、演奏が始まるたびにパンフレットをいそいそと取り出して微妙な紙の音による不協和音が鳴る。
曲が始まる前に確認するか、演奏会が始まる前にパンフレットは見ておいて頭に入れておきましょ。休憩時や終演後にいくらでも確認できます。
これもご本人は自分が音を出していることに気づいていないと思うけど、近い座席の人は気になる音です。
飴の袋をパリパリ
2回に1回くらいの割合で聞いている気がする、飴の袋をパリパリさせる音。これもとてーも気になります。
咳が出そうだからなのか、曲の演奏中にパリパリパリって…。なぜ今食べなきゃいけないの?と思う。
どうしても咳が出てしまいそうで気になるなら、飴ではなくタブレットをティッシュに包んでおくとか、曲の演奏が始まる前に舐めるとか、工夫をしてほしいで候。
そのパリパリした音、甲高くホールに響いています…。気づいて。
ある程度しょうがないかなと思える音マナー
咳や鼻息(これは生理的なのかはわからないが)などは、ある程度しょうがないかなと思います。
我慢していても、気をつけていても、変な気管に空気が入ってしまったなどで咳が出てしまうこともあります。それは止められない。
「ここで咳しなくても〜」「あと10秒で終わったのに〜」って思う時もあるけど、どうしても出てしまう時はしょうがないですよね…。
心配な人は万が一のために小さな水筒やペットボトルを用意しておくとか、飴やタブレットを舐めておく(でも曲の途中で飴を取り出すのはやめて…)など喉のケアをしておくと良いと思います。
コンサートホールの圏外装置
日本のコンサートホールは携帯電話の圏外装置を導入しているところも多いようです。
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「携帯電話の基地局と同じ周波数の電波を基地局よりも強く出す」ことで、ホールをまるごと圏外にしてしまうという仕組み。
私が行ったコンサートホールは、ほとんどこの装置が導入されてたんじゃないかな?
この装置があるから「携帯電話の電源をOFFにしなくても圏外になってるから着信来ないし♪」って思っている人がいるとしたら、待てぇーい!!
圏外になっていても電源が入ってたらアラームは鳴るからね?
これでホールでピロピロ鳴らしている人たまに見ます。
圏外装置が発動してるのに携帯電話が鳴るのは、アラームです。だから携帯電話をOFFにする必要があるのです。アラーム設定は忘れてしまうことも多いのだから。
だから携帯電話は絶対OFFなの!
ショパンコンクールの会場でもスマホの音はよく鳴っていたようで、以前読んだ本にはその言及がありました。ワルシャワのホールもこの装置導入できたらいいのにな。
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音のマナーを守って気持ちよく鑑賞
いろいろ書きましたが、この記事で言いたかったことはクラシック音楽のコンサート中は「とにかく携帯電話の電源を切ろう!」ということです。
万が一鳴らしてしまったら、みんなの殺意は相当だと思うYO.
私は心配性で、携帯がOFFになっているのを何度も確認してしまうくらいです。
しつこいけど、圏外装置があっても電源が入っている限りアラームは鳴ってしまうので、スマホの横を触ってスタンバイにするのではなく、必ず「電源を切る」とスライドしてスマホの電源をOFFにしましょう。
マナーを守って気持ちよく鑑賞したいね♪
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