マリア・カナルス国際ピアノコンクール2022のファイナル

ここ数日、マリア・カナルス国際ピアノコンクール2022の配信がされていました。
予選はなかなかリアルタイムが厳しくて後日観たりしていましたが、ファイナルの演奏はほぼリアルタイムで聴くことができました。
日本人の亀井聖矢さんが3位受賞されました。おめでとうございます!
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マリア・カナルス国際ピアノコンクール
スペイン・バルセロナで開催されるこちらのコンクールは若手音楽家のためのコンクールだそうで、今年で開催67回を迎える歴史あるコンクール。
以前はヴァイオリンやギター、声楽部門などあったようですが、現在はピアノ部門のみのようです。
wikiで過去の受賞者を見たら日本人も多かったです。2016年度の3位にYutong Sun(ユトン・ソン)さんがいました!
Concurs Maria Canals Barcelonaの公式YouTubeには13年前のコンクール分からアーカイブがあったので、後でユトンさんの演奏探してみようと思います。
コンクールの名前や司会進行のお話はカタルーニャ語と思われ、スペイン語に似てるんだけど違うので、ところどころ言ってることわかんないなーって感じでした。
ファイナル@カタルーニャ音楽堂
ファイナルの舞台はバルセロナにある「カタルーニャ音楽堂」でピアノコンチェルトの演奏でした。
「カタルーニャ音楽堂」は1997年に世界遺産に登録された美しいホールで、交響楽、室内楽などのほか、演劇やフラメンコの公演なども開催されています。
2回フラメンコの公演を観に「カタルーニャ音楽堂」に行ったことがあります。装飾がとても華やかで、外観も見応えがあるホールです。
この舞台で弾くコンチェルト、美しいなぁ。
ファイナルは3名
1次予選、2次予選、セミファイナルがあって、ファイナルに進んだのは3名でした。ファイナルは各自1曲ずつピアノ協奏曲の演奏。
Antonio Chen Guang:プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番 in C Major, Op.26
Jaeden Izik-Dzurko:ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番 in D minor, Op.30
亀井聖矢(日本)
トップバッターの亀井聖矢さんは、予選からたっぷり聴かせる演奏をされていました。
先日ベストオブクラシックで亀井聖矢さんがショパンのコンチェルトを演奏している録音を聴いて、とてもどっしりした演奏だったので、まだ20歳と知ってびっくり。未来が楽しみですね。
すごく真面目そうで賢そうな方に見えました。コンチェルトではかなりオケを見ていたいので、合わせにくかったのかな?
身長がありそうだし、生で聴いたらかなり迫力あるラフマニノフのコンチェルトだったのではないでしょうか。演奏し終わってすぐ最前列の女性がスタンディングオベーション!
ハンカチを取って帰る時、だいぶ疲労が溜まっていそうに見えたので、コンチェルトの演奏ってすごく体力使うのだろうな。特にラフマニノフのコンチェルト長いし、最後の気迫がすごいもんね。
Antonio Chen Guang(中国)
2番目の中国のAntonio Chen Guang(アントニオ)さんもオケと合わせにくそうだったけど、亀井さんはオケに合わせようと気にしていたのに対し、アントニオさんは俺は俺のペースで行くぜ的な感じでした。
アントニオさんはとにかく楽しそうに弾いていた印象。曲の雰囲気もあるのかもしれない。
起業家さんみたいな風貌だなと思ったら、演奏終わって挨拶の時の振る舞いも起業家さんみたいでした。自分を演出するのが上手そうな感じに見えた。
Jaeden Izik-Dzurko(カナダ)
最後はカナダのJaeden Izik-Dzurko(ジェイデン)さん。彼もラフマニノフの3番でした。彼の演奏好みだった。
最初の音で惹きつけられました。柔らかくてまろやかな不思議な音色。
手がすごく大きそうで、底から包むような迫力ある低音。
かなり余裕で弾いているように見えたんだけど、年齢見たらまだ22歳なんですね。いやぁすごい落ち着き。
これから予選も観ます
予選の演奏は亀井聖矢さんの前後あたりしか観ていなかったので(さーせん)、これからJaeden Izik-Dzurko(ジェイデン)さんの予選も観てみようと思います。
1次予選だけ観た。ベートーヴェンのソナタとても良かった。
それと2016年のコンクールのYutong Sunさん観ないとね!タイトルや説明書きに名前が入ってないから一個ずつ見て確かめなきゃ。
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