反田恭平さんの凱旋コンサート@サントリーホール 2022/1/6

クラシック

2022年最初のホールでのコンサート。1/6に反田恭平さんの凱旋コンサート@東京に行ってきました。

圧巻でした。

反田恭平さんの数十年後がとても楽しみ。

反田恭平凱旋コンサート@サントリーホール

東京で初雪が降った日、1/6(東京1日目の方)に反田恭平さんの凱旋コンサートを観にサントリーホールに向かいました。

せっかくのお出かけだし、ホールに向かう前にアークヒルズのカフェでお茶などしたかったのですが、とーっても寒くて電車の遅延なども心配されたので、まっすぐホールに向かうことにしました。

サントリーホールに行くのは10年以上ぶり。溜池山王は仕事でよく行っていたので、駅降りてなんだか懐かしい感じ。

サントリーホール

見るからに寒そう

1986年に開館したサントリーホールは日本屈指のコンサートホールで、「世界一美しい響き -Hibiki to the World」をコンセプトに設計されました。鳥井さん(知り合いではない)のこだわりのホールなのですね。

サントリーホール

サントリーホールのカーテン

ホールのスタッフが多く、中に入ると豪華な幕があって、格式高いホールという感じがします。

バーカウンターではコーヒーや紅茶のほかにシャンパンやワインも提供されていたようだけど、やっぱりサントリー販売のもので統一されてるのかな?ひとりだとホールのバーで飲む気にはなれないけど気になります。

大ホールは日本初のヴィンヤード(ぶどう畑)方式が採用され、「太陽の光のように音楽の響きが降り注ぐ」のだそうです。

反田恭平凱旋コンサート202

調律師さんが調律中

開場が18:15となっていたけどおそらく少し前に開場していて、私が到着した頃はまだ調律師さんが舞台上で調律をされていました。ホールで調律の様子を見たのは初めてかもしれない。

手の動きもバッチリ見える真正面のよき席。チケット発売時に、得意の高速ブラインドタッチでこの席をゲットした自分を自分で褒めたいと思います。←(座席指定なしだったけど)

サントリーホール 大ホール

立派なパイプオルガン!

大ホールは2006席。何よりパイプオルガンがとっても立派で(5898本あるらしい!)、パンピー(死語)の自分でも優雅な気分になります。

開演までの時間はトイレに行ったり、反田さん宛に贈られたお花を眺めたり、ソワソワしてました。

第一部

チケットはすべて完売でしたが、この日は大雪だったこともあり、19時開演の時点で空席も少し見受けられました。雪で来られなかった人や遅れてしまった人もいたのかもしれません。

1部演奏曲
Waltz in F major, Op.34 No.3
Rondo à la mazur in F major, Op.5
Ballade in F major, Op.38
Andante spianato and Polonaise in E flat major, Op.22

今回の演目はオールショパンプログラム。1部はショパンコンクールの2次予選で弾いた曲(曲順も同じ)でした。

1曲目の子猫のワルツを聴いて最初に感じたのが、配信で観ていたのと印象が違う!でした。

配信で観ていた時は、反田恭平さんは割と力強く分厚い音の印象だったのですが、ホールで聴いた音はとてもしっとりしていて、思っていたよりもずっとウェットでした。

バラード第2番では、雨の音をじっくりと聴いているような静寂と、とてもドラマティックな展開に心が満たされた気分になりました。

第二部

20分のトイレ休憩があって(長蛇の列!)第二部が始まりました。第二部はショパンコンクール3次予選で弾いた曲(曲順も同じ)です。

2部演奏曲
Mazurkas, Op.56
Sonata in B flat minor, Op.35
Largo Op.posth.
Polonaise in A flat major, Op.53

サントリーホールの「太陽の光のように音の響きが降り注ぐ」とはこのことなのか。音が本当にホールに充満しているようでした。

マズルカは色彩の変化が美しく、反田ワールド(勝手に名付けてすみません)を心から楽しませていただきました。反田さんの生マズルカとても素敵ですね〜♪

ソナタからラルゴ、ポロネーズ「英雄」の流れは配信でもすばらしい演奏を堪能させていただいたのだけど、コンサートホールで生で聴くと音の厚みが違います。幹のようなどっしりした安定感や重厚感。

ラルゴは反田さんも思い入れがある曲だと思いますが、会場のみなさんもショパンコンクールへの反田さんの思いを感じながら、特別な気持ちで聴いたのではないでしょうか。

反田さんのおかげで知ることができた美しい曲を、反田さんが奏でる美しい響きで聴くことができたのは、本当に贅沢な時間でした。

アンコール

第二部が終わってすぐスタンディングオベーションする人がたくさんいました。中には涙されている方も。

アンコールはなんと5曲も!それもコンクール1次予選のような充実のラインナップ(エチュード1曲のみ予備予選の10-8)で、もはや第三部でした。

アンコール演奏曲
Chopin -Scherzo in B flat minor, Op.31
Chopin -Nocturne in B major, Op.62 No.1
Chopin -Etude in C major, Op.10 No.1
Chopin -Etude in F major, Op.10 No.8
Schumann -Liszt Widmung. Op.25 No.1/S.566

アンコール1曲目のスケルツォ第2番すばらしかった。第二部の大曲の後で少しリラックスされたのでしょうか。開放感が見えた感じがして、またもやぐぐぐっと反田ワールドに連れて行かれました。

3曲目にエチュード10-1を弾き始めた時は、会場から拍手が上がりました。このエチュード圧巻でした。手の動きもすごい。弾き終えて思わずため息が出て、気づいたら立ってました。

MCでは「ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、この度ショパンコンクールで…」と話し始めて、会場から拍手が起きました。思わず笑っちゃったYO!「アンコールたくさん弾きたいんですけど、退館時間というものがございまして…」とのことで、サクッと弾きますと言ってもう1曲エチュードを。

退館時間もあるからこれで終わりかなと思ったら、最後はシューマンの「リストの献呈」までプレゼントしてくれて、充実の反田ワールドが完結しました。

熱のこもった演奏を3部分。魂が届くような舞台でした。すごい人だ。

数十年後が楽しみ

すばらしい凱旋コンサートでした。特に熱量そのままのアンコールが圧巻。

反田恭平凱旋コンサート2022

コンサートが終わって率直な感想は「数十年後がとても楽しみ」ということです。

ピアノをずっと続けるのか、指揮者としても活動するのか、どのような形で今後の反田さんの活動が進行していくのかわかりませんが、間違いなくさらに世界で活躍する音楽家になられるのだろうと思いました。

インタビューで「人生逆算して生きている」とおっしゃってましたが、しっかりと未来を見据える魂の強さのようなものも感じました。

数十年後に「あの反田恭平さんがショパンコンクールで2位入賞された時に凱旋コンサートに行ったのよ」と誰かに話している画が頭に浮かびます。そんなすごい音楽家になっているような気がしてなりません。

これからどんな反田ワールドを見せてくださるのか。数十年後が楽しみです。

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引きこもり中のゆるい推し生活を綴ります。スペインのセビージャでフラメンコ留学してました。趣味でピアノを習っていたのは4歳〜16歳くらいまで。素人です。話す言...

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