クラシック音楽館 NHK音楽祭2021 N響×ブルース・リウ視聴

12月19日(日)にNHK Eテレの「クラシック音楽館 NHK音楽祭2021 未来へ奏でるコンチェルト」を観ました。
リアルタイム視聴しつつ、「鬼滅の刃」が録れないじゃんと家族に文句を言われながら家のブルーレイレコーダーで録画も完了。26日まではWebサイト「NHKプラス」でも視聴ができます。
N響 × ブルース・リウ(Bruce Liu)共演コンサートは現地には行けなかったのですが、クラシック音楽館のおかげでブルース・リウくんの演奏を聴くことができました。テレビ放送ありがたし。
ブルース・リウ インタビュー
演奏前にブルースくんのインタビュー映像が流れました。
ピアニストは毎回異なる場所やホールで異なるピアノを弾くことができるから、そこからインスピレーションを得ることができる。ピアニストにとってそれは大変なことでもあると同時に、楽しみでもある。
前にも言ったんだけど、それぞれの場所に“ガールフレンド”がいるような感じで、クールだよね。
ショパンコンクールの事前インタビューで言ってましたね。ユニークな表現をする方だなと思いました。“ガールフレンド”と例えるのは、言い得て妙な感じがします。
東京のリサイタルでスタインウェイを優しく弾くブルースくんを観て、ピアノを“ガールフレンド”に例えたこのインタビューを思い出しました。きっとガールフレンドにとても優しい方なのだと思う。
最後に「心配しないで、僕はいい子だから(彼女を複数持つような人ではない)」と言っているのがかわいいですね。
インタビュー↓ ブルース・リウくんのパートからスタートします
ショパンについては何らかのイメージを持たれているが、皮肉や冗談が好きだった面もある。そのような作曲家のいろいろな面を、演奏家がそれぞれの視点で捉えることができるのはクラシック音楽のおもしろいところ。
古典的な部分とクリエイティブな部分のバランスを取りながら、新しい発見をしていく。
ブルース・リウくんの演奏がフレッシュで新しい風を感じる理由は、このインタビュー内容に表れているのかなと改めて思いました。作曲家のいろいろな面を引き出す解釈、毎回異なるピアノを弾くことで得られるインスピレーション。
インタビューの最後には「常に新鮮で変化する」と。優勝直後のインタビューで「重大な責任」があると同時に、今後の冒険が楽しみだと言っていたのが印象的だったのを思い出しました。
プレッシャーはものすごいと思うけど、自分のやりたいことや趣味とのバランスを取りつつ、冒険を楽しんでほしいなと思います♪そして疲れたらしっかり休んでほしいな。
N響×ブルース・リウ(Bruce Liu)指揮:尾高忠明
今回の放映は、ブルース・リウくんが来日された際の11月8日のNHK交響楽団(指揮:尾高忠明)との共演コンサートです。このコンサート行けなかったのでとても嬉しい。
ブルース・リウくん、スタインウェイの“ガールフレンド”にめっちゃ優しいぃぃぃ。
ピアノ左側からの広角レンズっぽいアングルは、第1楽章でビブラートをかけている様子がよく見えました。
絶品な第2楽章。たっぷりと歌う表現は、優しく抱きしめられているみたい。
第3楽章は音の粒の繊細さが際立っていました。とっても柔らかい弱音だけど、一つ一つしっかり聴こえる音。ノーブル。
ブルースくんはオケの方をよく見ていて、指揮者、オケ、ピアニストの三位一体を感じる演奏でした。
スタインウェイの“ガールフレンド”にめちゃくちゃ優しく寄り添うブルースくん。
何度も観たくなったあなたは(それはアタシか!)、26日23:30までならNHKプラスで視聴できます。(受信料支払いしていれば無料で登録可能)
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freshness
インタビューで語っていたように、毎回異なるピアノを弾くことで得られるインスピレーションが、新鮮な演奏につながっているのだととても感じます。
だから観ている私たちの心をガッとつかんで離さないのだよね。観だしたら止まらないんです、本当に。
ますます魅力的なピアニストさんになるブルース・リウくん。また新しい世界を見せてください。
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