40アングル!東京交響楽団 第九2022の配信

年末の風物詩、ベートーヴェンの第九。
本日、東京交響楽団さんがサントリーホールからユニークな配信をしていました。
なんと40台のカメラによる40アングルで視聴ができる第九の演奏!
本日12月28日~31日まで期間限定で、ニコニコ生放送チャンネルの「ニコニコ東京交響楽団(ニコ響)」で視聴することができます。
普段は見られない近さ、アングルで観られる楽器の演奏。楽団員さんは恥ずかしかったのではないかと思うほどの近さです。
かなりユニークでおもしろい試みな配信。そしてジョナサン・ノット指揮の疾走感ある演奏。とても楽しめた。
期間限定をお見逃しなくー!
年末のベートーヴェン第九は日本だけ?
日本人的には第九を聴くと年末らしさをとっても感じますね。年末のコンサートホールはどこも第九の演奏が目白押し。
高校生くらいの時にサントリーホールの一万人の第九(佐渡裕さん指揮)をテレビで観て、とても感動したのを覚えています。
年末にベートーヴェンの第九を演奏するのは日本特有だそうで、ヨーロッパでは年末に第九という習慣はないらしい。
日本でなぜ年末に第九が演奏されるようになったのか、その理由には書き入れ時ということや、第二次世界大戦中の壮行会で演奏されたなど諸説あるようです。
ドイツから遠く離れた日本で年末に毎年第九が演奏されていると聞いたら、ベートーヴェンはどんな風に思うのかな。不思議かな。
東京交響楽団 第九2022
さて、そんな日本の年末の風物詩の第九。2022年の今年は東京交響楽団さんが、ユニークな配信をしてくださいました。
40年以上の第九演奏の歴史を持つそうな東京交響楽団。12月28日サントリーホールからの配信です。
そのユニークな配信とは、40台のカメラのアングルから視聴できる第九の演奏!
指揮者アングル、指揮者が見えるアングル、各楽器がアップで見えるアングル、独唱者アップのアングル、合唱団アップのアングル、自分が合唱団にいるようなアングル、ティンパニーやトライアングル、シンバルなど打楽器アングルも!
詳しくは特設サイトでアングル確認してみてね。
40アングルが楽しい
サントリーホールから第九の演奏を配信してくれるというだけでもかなり贅沢な気がするのに、さらにおもしろいのは40台のカメラアングルで楽しめることです。
楽団員さんは渋々OKしたのだろうか?と思うほど、個々の楽器というか人物にかなりヨリなアングル。チェロかっこよかった。楽器を勉強している人にはすばらしい参考になりそう。
指揮者さんファンは指揮者が見えるアングル。歌い手さんのファンは独唱者のアングル。合唱をやる人は合唱団のアングル。など自分の好みのアングルが見つけられますよ。
P席を少し低くした自分が合唱団にいるようなアングルが好きだった。合唱団員気分。指揮者のかっこいい動きもよく見えます。
第2楽章のティンパニーアングルを見出したら止まらなくなりました。途中でバチを替えてるのね!音も全然違う。
疾走感ある第九
ジョナサン・ノット指揮の第九は駿馬のよう。疾走感!
1.25倍速にしてるのかと勘違いしてしまったくらい。思っていた第九よりかなり速かった。
今年1年を走馬灯で見せてくれるような。明るく力強い疾走感で私は好きでした。
コーダの速度コントロールが独特に感じて、かなりおもしろかった。堂々と歩いて威厳を見せて、最後は駆け抜ける!みたいな。
第九を聴くと、特に第4楽章を聴くと、革命家ベートーヴェンをとても感じるし、ガーっと湧き上がる感情がある。
小学生の時にイベント的なもので「歓喜の歌」をドイツ語で歌ったことがあり、自分にとって思い出深い曲であることも関係してるのかも。
配信ありがとう
年末の大人気の第九の演奏を、何度でも楽しめる40アングルで配信してくださった東京交響楽団さんありがとう。
東京交響楽団の公式twitterによると、8万人もの視聴があったのだとか。すごい!年末まで何度か視聴させていただきます。
ジョナサン・ノット指揮の第九、かっこよかった!
アンコールも配信されたので、これから視聴される方はお楽しみに。
日本人の私は、この曲聴くとやっぱりどうしてもこたつにみかん感。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。