イム・ユンチャン ベートーヴェン「皇帝」配信開始

イム・ユンチャンとSeokwon Hong指揮(ホン・ソグォン氏で合ってるのかな)、光州市立交響楽団のアルバムが発売&配信開始になりました。

クライバーンで一躍スターになったイム・ユンチャン(Yunchan Lim)。これまで配信となったアルバムは韓国で制作された1枚だったけど、ライブ録音のアルバムが出ることに。
韓国ではCDが発売されているみたいだけど、日本は今のところ配信のみのよう。日本でもCD予約販売が開始になりました!
早速ダウンロードして、ユンチャンの煌めき芯の強さ感じるベートーヴェン「皇帝」を堪能。
アンコールと思われるモンポウとスクリャービンはぜひ聴いてほしい!
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韓国発イム・ユンチャンのアルバム
韓国でもともと発売されていたユンチャンのアルバムは、「Young Musicians of Korea 2020」というタイトルで、ベートーヴェンのソナタ14番(月光)とリストの「巡礼の年《第2年 イタリア》」が収録されています。
15-16歳の録音らしいと聴いた時にはびっくり。ロマンティックな情感がすばらしく、特にペトラルカのソネットの3曲がお気に入りです。
ライブ録音アルバム配信
今回配信開始となったのは、Seokwon Hong指揮、光州市立交響楽団とイム・ユンチャンの共演コンサートのライブ音源。
収録プログラムは以下の通りです。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ユン・イサン:Exemplum in memoriam Kwangju
バーバー:弦楽のためのアダージョ
モンポウ:子供の情景 庭のおとめたち
スクリャービン:2つの詩曲 Op.69 No.1
スクリャービン:3つの小品 Op.45 No.1 アルバムの綴り
クライバーンのファイナルではいい意味で戦闘体制な感じのラフマニノフがものすごく印象に残っていますが、もう1曲のベートーヴェンも素敵だったんですよねー。
落ち着いてオケと調和しながら、カデンツァでは自分の世界をしっかりと見せてくれて。甘美な抑制を感じたクラシカルなコンチェルトでした。
今回収録されているのは華やかなベートーヴェンのコンチェルト。まばゆくクリアなパッセージが気持ち良すぎる。骨太な芯のある演奏に感じました。
クライバーンファイナルの時も思ったけど、ユンチャンはオーケストラを気持ちの面でも引っ張っていける才能を持った人なのではないかと思う。自分をしっかりと持っている人。
アンコールと思われる3曲は、つながりを意識したような連続の世界観。いやーこれはすばらしい。
特にラストのスクリャービンがとても好き。なんだこの抒情性と秘めたる高揚は!
12月と来年2月に来日
ユンチャンの来日は今週末。もうすぐですね!サントリーホールのリサイタルとっても楽しみです。
来年2月にもユンチャンの来日が決まっているようで、東京フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会のソリストとしてこのアルバムと同じベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」を演奏予定。
こちらは定期シリーズのみチケットが発売中です。一般発売はもう少し後。聴きたいなぁ。
来年2月は来日ピアニストが多くて、公演が重なったりしてますね。個人的に年度末は忙しいので、4月以降に落ち着いて来日してほしいぃぃ。(落ち着くのはアタシか!)
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