イム・ユンチャン2018年YouTube動画 ショパン「お手をどうぞ」変奏曲

ピアニスト

イム・ユンチャンのYouTubeの動画をいろいろ検索中です。YouTubeのアルゴリズムで、だんだん他の動画をおすすめしてくれるようになって見つけやすくなってきました。

クライバーンの1次予選で演奏していたショパンの「お手をどうぞ」の変奏曲。2018年の2つのコンクールの動画がありました。

2018年クリーブランド国際ピアノコンクールの動画は若き(今も若いけど)ユンチャンの素敵なセンスが光り、とても好きな演奏です。

2018年クリーブランド国際ピアノコンクール

2018年クリーブランド国際ピアノコンクールのジュニア部門で、ユンチャンが第2位を受賞した時の動画がYouTubeにありました。ちなみに第1位はロシアのエヴァちゃん。

4年前のアップロードだからユンチャンがまだ14歳の頃!?今も若いけど、さらに若いというかあどけない少年。

セミファイナルの演奏曲はバッハの「フランス組曲5番」とショパンの「お手をどうぞ」の変奏曲。

Bach:French Suite No.5 in G Major, BWV816
Chopin:Variations on “Là ci darem la mano,” Op.2

とても好きなセンスのバッハのフランス組曲。ペダルを多用せず上品なスタッカートが上手に散りばめられていて、ストレートに響きます。ユンチャンのバッハ素敵だー。

ショパンの「お手をどうぞ」の変奏曲は、14歳のこの頃すでに相当弾けていたのだね。たっぷりの出だしから途中で高速になるのもこの頃から。本当によく指が動く。

クライバーン1次予選の「お手をどうぞ」の演奏はキレが増して高速な部分がさらに高速になってるけど、私はこの14歳の時の「お手をどうぞ」がすごく好きだなー!あどけなくて純粋な表現に、若きショパンのみずみずしさを感じる。動画16:44あたりのmatizが好きです。

のだめと千秋先輩がお互いヨーロッパで成長してから2人だけで演奏したモーツァルトの2台のピアノのためのソナタより、西村雅彦演じる谷岡先生の前で初めて2人で演奏した自由な2台ピアノの方が心に残るという原理と同じかもしれない。(いや全然違う)

このクリーブランドの動画で、ユンチャンの若い頃(今もとても若いけど)からの素敵なセンスがよくわかりました。これからもどんどん進化するんだろうなと思うと、楽しみすぎる逸材ですね!

ファイナルではショパンのピアノ協奏曲第2番の第1楽章を演奏していました。(全員1楽章のみ)もし第2楽章以降も弾いてくれていたら、クリアで澄んだフレッシュな第2番を聴かせてくれたんじゃないかと思います。ペダリングが美しくて好き。

下記はセミファイナルの動画です。

クーパー国際ピアノコンクール2018

オーバリン大学のクーパー国際ピアノコンクールも2018年で夏頃のようなんだけど、2つのコンクールを同時期にかけもちしたのかな?こちらのコンクールは第3位と聴衆賞を受賞されたようです。

その時の第2位がショパンコンクールに出場していたジャン・カイミンさん。過去の受賞者は2010年にケイト・リウが3位、2011年にブルース・リウくんが2位、2016年にクライバーンでファイナル出場したクレイトンさんが第6位など。

ファイナルのリサイタルの動画がYouTubeにありました。

Mozart:Sonata No.9 in D Major, K.311
Debussy:“Ondine” from Préludes, Book II
Chopin:Variations on “La ci darem la mano” from Mozart’s Don Giovanni, Op.2

クライバーンの1次予選でも演奏していたモーツァルトのソナタと、ショパンの「お手をどうぞ」の変奏曲を含む3曲。

モーツァルトもこの頃から繊細で美しい…。ネットの記事には「お手をどうぞ」の変奏曲で聴衆を惹きつけ、拍手喝采を浴びたと書いてありました。

カメラが離れているからかもしれないけど、リラックスしてるように見えます。記事に「彼はクールに」と書かれてたけど、確かにクールで動じない感じ。

7歳からピアノを始めたユンチャン

昨日Yahooの記事で読んでびっくりしたのだけど、ユンチャンがピアノを始めたのは7歳なんだそうです。てっきり3〜4歳から英才教育を受けてきたのかと思ってました。

ということは上記のクリーブランドの動画がピアノを初めて7年。7年でショパンの「お手をどうぞ」をあんなに正確に弾けるものなの?私ピアノ開始7年目の時何やってたかな?と考えてしまった。

ピアノを開始して11年後(今年)には圧巻のコンチェルトで聴衆も、オーケストラも、指揮者さんも魅了して優勝。脱帽でしかないのですが、ご本人がインタビューで答えた内容が印象的でした。

「うれしいというよりも気が重くて負担を感じる。ただ、さらに努力する演奏者になりたい」と落ち着いて答えた。

韓国では次世代のチョソンジンと言われ期待を背負っていたとのこと。優勝でさらにその期待が重くなってしまうのかなと思うけど、みんなの期待はどうか忘れて、伸び伸びと自分の好きなことをやってほしいと心から思います。

“「さらに努力する演奏家になりたい」と落ち着いて答えた。”というところが、ユンチャンの人柄を表しているのではないかと思いました。とても真面目で謙虚な人なんだね。「さらに努力」だからね。もう散々努力してきたんだよね。

神秘的

ユンチャンご本人と思われるYouTubeチャンネルもあって、そちらにもいくつかアップロードされています。こちらは動画ではなく音声のみ。

公式動画かわからないのでリンクは貼らないけど、他の方がアップしているリストのメフィストワルツの動画もありました。少年から青年になっている2年前くらいのもの。離れた位置からの定点カメラだけど、キレのある怒涛と陰を感じる演奏に目を丸くしてしまいました。

セミファイナルでは超絶技巧練習曲12曲、CD(サブスク)Young Musicians of Korea 2020(Yunchan Lim)には巡礼の年 第2年イタリアの全曲。リストの難曲は彼の技巧の見せどころだね。巡礼の年のペトラルカのソネットの3曲はロマンティックな情感も美しく、感嘆でした。

クープランやモーツァルトでは女性的な繊細さや上品さを感じるし、ベートーヴェンは凛々しかったし、コンチェルトではオーケストラを引き寄せてるし、曲ごとに印象がガラリと変わるので目が離せない。ユンチャンは私にはとても神秘的な人に見えています。

またYouTubeの動画見つけたら書くかも。

6/22と6/26に韓国のYouTubeチャンネルでリサイタルの配信があるみたいです。楽しみ!

追記:ショパン8月号(7月19日発売)にユンチャンのインタビューあるそうです。

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引きこもり中のゆるい推し生活を綴ります。スペインのセビージャでフラメンコ留学してました。趣味でピアノを習っていたのは4歳〜16歳くらいまで。素人です。話す言...

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