イム・ユンチャン Tomate Classicのリサイタル配信

今日の配信2つめ。21時から韓国のTomate Classicでイム・ユンチャンのリサイタル配信。
配信開始と同時に視聴者がどどどっと増えて、最終的には15,000人を超える人が配信を観ていて人気の高さが伺えました。
イム・ユンチャン@Tomate Classic
S.Hough – Fanfare Toccata
F.Couperin – La Couperin
W.A.Mozart – Piano Sonata No.9 in D Major, K.311
F.Chopin – Variations on “La ci darem la mano”, Op.2
クライバーンピアノコンクールの1次予選と同じプログラム。
美しく女性的なクープランと繊細でエレガントなモーツァルトが本当にすばらしいです。特にモーツァルトの表現力が好きof好き。
なんでユンチャンのモーツァルトがこんなに素敵なのか考えてみたのだけど、ユンチャンに感じる陰な部分が関係してるのかなと。華やかで上品で、そして繊細で脆いモーツァルト像にユンチャンの陰が重なって見える。
ユンチャンのモーツァルトを生で聴くのは私の夢の一つになってます。
ショパンの「お手をどうぞ」の変奏曲、コンクールの時にはやってなかったアレンジ加えてた⁉︎よね。コンクールの時より自由に弾いてるような感じがしました。たっぷり演奏する部分とめちゃくちゃ高速な部分の対比があっておもしろいです。
J.S.Bach – Ricercar a 3 from Musical Offering, BWV 1079
A.Scriabin – Piano Sonata No.2 in g-sharp minor, Op.19
L.v.Beethoven – Eroica Variation in E-flat Major, Op.35
2部はクライバーンコンクール2次予選と同じプログラム。
華やかな曲が多かった1部と反対に、厳かなバッハの「音楽の捧げもの」からスタート。美しく幻想的なスクリャービンを挟んで、凛々しいベートーヴェンの「エロイカ」変奏曲。
エネルギッシュな中に上品さの光るベートーヴェン。途中ものすごい手がアップになりましたけども!
それは置いておいて、変奏曲ごとの景色の違いがはっきりしていてワクワクしました。フーガの重奏感と艶やかな終結部。リサイタルのラストにふさわしかったです。
まさかのアーカイブが残らなかったんだけどどゆこと?えー残してほしかった。今日の演奏リラックスしてそうだったから、また観たかったのにぃ!
23日のTV예술무대の超絶技巧練習曲はアーカイブ残ってます。
モーツァルトをいつか…
5月に行われたリサイタルの録画配信っぽいので、この1ヶ月後にクライバーンピアノコンクールで優勝を手にしたのだね!
コンクールでは只者じゃない感があったけど、普段は部屋にこもって黙々と演奏するのが好きな人なんじゃないかなと、なんとなくこの配信を観て思いました。
そしてユンチャンのモーツァルトがますます聴きたくなった♪
追記:ショパン8月号(7月19日発売)にユンチャンのインタビューあるそうです!
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